私が推さなきゃ誰が推す

元気に推しを推すオタクが思ったことを書くブログ

ストリップで推しに想いを馳せ泣いた話

突然ですが、1ヶ月ほど前にストリップを観に行ってきました!
要約するとタイトルの通りなのですが、演者の女の子に推しが重なり、感極まったあまり泣いたので(泣くな)、そのときの話をします。


※あくまで私個人の感想、考えなので、流し読み程度で捉えてください。


私が行ったのは入り口からしてディープな雰囲気が漂う、小さな劇場でした。出演していた女の子は5人くらい。お客さんは私と私の友人以外、全員男性。

入ったときにはすでに演目が始まっており、客席に囲まれた舞台の上で踊る、ほとんど裸の女の子と、それをじっと黙って食い入るように眺める男性客達の姿はものすごいパンチがありましたね……。
お客さんの中には、流れている曲に合わせてタンバリンを叩く人(タンバさんと呼ぶらしい)や、女の子が決めポーズを取ったときにリボンを投げる人(リボンさんと呼ぶらしい)もいて、独特の緊張感と高揚感に包まれた空間でした。
まあストリップ自体のレポはツイッターとかで検索してもらえればたくさん出てくると思うので、詳しくはそちらで!



ストリップを観た感想としては、最高としか言いようがなかったです!(語彙)
女の子達はみんなダンスが上手で可愛くて、笑顔を振りまき、踊ってる間にお客さん一人一人と目を合わせてくれる神ファンサ。
そしてなんといっても体がめちゃくちゃ綺麗!同じ女だからこそわかる。あの見事なボディーラインと全身どこを見ても美しい肌を維持するのが、どれだけ大変か。きっと日々お金をかけて、時間もかけて、丁寧にメンテナンスしてるんだろうなあと、感動するレベル。
最後には一緒にチェキも撮ってもらえるし、チェキにメッセージを書いてくれる女の子もいて、本当に至れり尽くせりでした。



さて、ここからが本題です。
何故私が彼女たちに推しを重ねたのか……。

答えは「彼女たちが観てほしいと思っているもの」と「観客の興味があるもの」にギャップがあるように感じたからです。

ストリップを観たことある方は想像つくと思うのですが、お客さんは基本的に局部を凝視しており、女の子の顔すら見ない人もいます。(それ自体が悪いことだとは思っていません。ストリップはそれを売りにしているところがあるし、演者側もそれをよく理解しています。)
だけど、女の子たちは舞台に立つために毎日毎日食べたいお菓子を我慢して、一生懸命ダンスを練習して、当日は時間をかけて気合の入ったお化粧をしたり衣装を選んだりしているんだと思います。
だからきっと、可愛くお化粧したお顔や、努力の賜物である踊りを見てほしいんじゃないかな、と勝手ながら私は思うわけです。
でもお客さんの視線を注がれ、拍手を送られるのは、局部ばかり。
その「観たいもの」と「観せたいもの」の差に、ちぐはぐだなぁ、報われないなぁ、と思ってしまったのです。


そして、これ、推しと推しを取り巻くファンの間でも同じ現象が起きているのではないか!?と、思い至ったのです。


推しさんだって、発声や演技のお稽古をしたり、お金と時間をかけて喉を労ったり、作品への理解を深めるためにお勉強をしたりと、色々な努力をしてるはず。
そして、褒められるのであればやはり声優として、声や演技を褒められるのが本望なはず。
だけど思い返してみると、推しのツイートにつくリプライは「かわいい〜♡」とか「かっこいい!」とか、外見に対するコメントが多いし(性格とか行動を指して言ってる人もいるだろうけど)、ファンの界隈では朗読CDを望む声より写真集を出してほしいっていう意見のほうが多いように感じます。
かく言う私も、やっぱり音声だけのラジオより、映像つきの配信が見たいし、写真集が出れば20冊は買うし、一緒にチェキも撮ってもらいたい。(強欲)
でも推しのビジュアルばかりを推し、顔出しのお仕事ばかり期待するのは、今まで積み上げてきた推しの声優としての努力を無視するような推し方なのではないか!?!?そう思ったら泣けました。(泣くな)
ストリップの事前情報として、女優やダンサー、モデルを夢見ているけどどうしてもお金がない、という女の子が働くことも多いと聞いていたので、駆け出しの声優である推しを重ねやすかったことも泣いた一因でしょうね……。


とはいえ、推し君は顔出しのお仕事を嫌がっているそぶりもないし、写真集はむしろ出したがってる節があるから、上に書いたことは私の勝手な杞憂だと思います。(もちろん私も、推しの顔だけが好きなわけではないし、声優としての活躍を心から楽しみにしています。)


昨今の声優さんは皆さん歌って踊ってファンサして、トークショー接触イベントまでやって、CDも写真集もエッセイも出してって本当に多岐にわたるお仕事をされてるので、声以外のお仕事もプロとしての誇りをきちんと持って臨んでらっしゃるでしょうし、楽しんでる方も多いのだろうと思います。


だけどやっぱり、私は声優である推しを好きになった以上、推しの声優としての部分を大切にしていきたい。

自分への抱負です。




という、ストリップを観にいったら推しを想って泣いた話でした!!!!!(厄介)
推し方を改めて考えさせてくれてありがとう、ストリップ………!!!
めちゃくちゃ楽しかった!!!
(ちなみに贔屓の女の子ができたのでそのうちまた行こうと思ってます)



読んでくださり、ありがとうございました!